自治体経験を通じて、人口減少や社会構造の変化、DXが地域社会および地方の行財政に与える課題と可能性を実感してきました。この経験から、単に現状を変えるという改革ではなく、人々が新たな行動を自発的に生み出せる「ゆとり」を創ること、そのゆとりから「つながり」を創ることが地域を動かす仕組みであると考えています。

「ゆとり」とは、人々が自分らしく生きる余裕や心のスペースを生み出す時間的、精神的なゆとりです。このゆとりこそが自発的な「つながり」を生み出す源泉になると考えています。そして、コロナ禍により非接触型社会が生まれた一方で、私たちは「つながり」の重要性を再認識しました。テクノロジーを活用しながらも人間らしさを失わない、デジタルと人間性の調和が求められていると考えています。

これまでの経験を基に、常に人を中心としながらAIやデータを活用して「ゆとり」と「つながり」を軸にした地域活性化を進めています。具体的には、地域ならではの特性や強みを活かした施策を通じて、人々のWell-Being（幸福）を追求し、公共性と事業性を両立させることを目指しています。
一人ひとりが自分らしく暮らせる社会、そして地域ならではの魅力を通じて人々がつながる社会を、地域に根ざす方々と共に描き、実現していきます。